<< 三足の草鞋 | main | 冬の富士山さんぽ >>

気の早い花と、手の早い娘

気の早い花と、手の早い娘


先日、というか正月休みのときのこと。

子供たちを連れて近所の野山を散策していらた、なんとハルリンドウの花が一輪咲いていた。

この辺では、いつも3月下旬頃から咲き始め4月の花といった認識だったのでこれにはビックリ。草花など期待せずに歩くこの時期だから、たまたま巡り合った季節外れの花には、驚きとともに感激もひとしおだった。

が、そんな感激もつかの間、「まだ正月なのにねぇ‥」などと独り言をいながら写真を撮っていたら、一緒に歩いていた4歳の娘が、「ハイ!」と言った。

差し伸ばされた娘の手を見ると、いま撮っていたハルリンドウの花が。

「・・・」
「あ゛〜!」
と叫ぶ自分。

気の早い草花に、手の早い娘。

幼子にそっと愛でるという分別はないよね。珍しがる父に摘み取ろうとした気持ちは嬉しかったけれど、せっかく咲いたハルリンドウにはかわいそうなことをしてしまった。

携帯カメラで撮ったこの一枚の写真には、そんな新年早々の甘くせつないささやかな思い出が刻まれている。きっと、これからこの花を見る度に、思い出してしまうのだろうな。

at 01:07, wataru suzuki, LIFE

comments(0), trackbacks(0), - -

comment









trackback
url:トラックバック機能は終了しました。